渋谷区総合防災訓練 SHIBUYA BOSAI FES 2017

9月2日(土)3日(日)代々木公園

人のつながりと気持ちで、未来を守る街・渋谷へ Diversity BOSAI

渋谷の防災クイズ

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いざという時のための「渋谷防災クイズ」を出題!
少しずつ更新していきます。
参考 :みんなの防災部『防災かあさん』、東京都総務局『東京防災』

お風呂で、トイレで、大きな揺れが! あなたはどうする?
揺れがおさまるまでは何もせず、そのままじっとする
お風呂やトイレは家の中では比較的安全な場所なので、あわてて飛び出さないことが肝心です。早めにドアをあけて出口が確保できると安心ですが、くれぐれも無理は禁物! 頭上に注意して、ケガをしないように安全な位置で身を守りましょう。
揺れがおさまったら行動開始。窓や扉を開け、出口を確保しましょう。お風呂場で火を使っている場合は火を消し元栓を閉めます。
裸でいる場合、最も危険なのは鏡などの割れた破片による怪我です。十分に注意して怪我をしないように避難しましょう。
エレベーターで地震発生! そのときあなたは?
すべての階の停止ボタンを押して、最寄りの階で降りる
避難の際にはエレベーターは絶対に使用しないことが鉄則。なお、比較的新しいエレベーターは震度5以上の地震を感知すると、押された階の予約をキャンセルし、最寄りの階で自動的に停止します。
万一閉じ込められてしまった時は、備え付けのインターホンや非常電話で連絡し、落ち着いて救助を待ちましょう。備え付けのインターホンなら、どのビルのどのエレベーターかピンポイントでわかるようになっているので説明する必要がありません。
災害時、負傷した人や病人に治療の優先順位をつけてふるいわけることを何と言うでしょう?
トリアージ
トリアージの語源はフランス語の「選別する」であり、災害時など、病人・怪我人などの優先順位を決め、治療や搬送先の順位を決めることです。
「どうしてわたしを(わたしの家族を)すぐに診てくれないの?」と思うかもしれませんが、医師や看護師が不足している時の緊急対応だということを知っておきましょう。
そういう時、自分でできることとしては、怪我人の救助が必要な人には環境のいい場所を確保してあげることが最優先です。身動きが楽なこと、トイレに行きやすいこと。運営者がすぐに支援できることなどを考えて少しでもいい環境を確保しましょう。
揺れがおさまり外へ出ると、火事や建物の倒壊で細かいチリや煙が!
どうする?
マスクをつけて逃げる
大地震の後は、火災やガス漏れなどで有毒ガスが発生することがあります。またがれきから細かいチリ(粉塵)が舞い、呼吸器系の病気になる人がでることもあります。アスベストを使った建築が倒壊すると、有毒なアスベストを吸い込む危険性もあります。
マスクをつけるなどして(なければタオルなどで鼻と口を覆って)できるだけ悪いものを吸い込まないように気をつけましょう。素手で口元を覆うのではなく、両手は自由にできる方法が望ましいです。
停電で何も見えない! ライターが手元に。ローソクもあります。
あなたはどうする?
ライターは使わずに懐中電灯を探す
万一ガス漏れがあると、密室状態でライターやマッチの火をつけるのは大変危険です。ガス漏れの恐れがないことを確認するか、十分に換気されている状態にするまでは、できるだけ火を使わないようにしましょう。
また、火花が出る電気器具のスイッチをいじるのも危険です。家を離れる際にブレーカーを落としたほうがいい理由も、停電が終わって電気が流れ出した瞬間に電気器具のスパークでガスに引火することがあるためです。
ライターは使わず、懐中電灯を使いましょう。
首都直下地震を想定した結果、何日分の食料の備蓄が推奨されている?
7日分
従来は3日分とされてきましたが、南海トラフ巨大地震や首都直下地震の想定では7日分の備蓄が望ましいと言われています。
あまりにも大きな災害が発生すると、助けを必要とする人の数が多いため全員にすぐには対応できないこと、渋滞によって配達が困難になること、日本全土の規模で交通網が分断されること、また食品の生産体制にも被害が出ることが予想されるためです。
たとえば、2kgのお米が1袋あると、水と熱源(カセットコンロ等)があれば、約27食分(1食=0.5合=75gとした場合)になります。食料備蓄品の内容や量、取り組み方など、「緊急時に備えた家庭用食料品備蓄ガイド」(農林水産省)を参考にして準備しておきましょう。

□水
□米
□レトルト食品
□即席カップ麺
□乾麺うどん、パスタ
□缶詰
□インスタントみそ汁、即席スープ
□調味料、嗜好品、菓子類
□カセットコンロ等の熱源
□カセットボンベ等の燃料

非常時のSNSで【拡散希望】と書いてさまざまな情報が。
あなたはどうする?
真偽を判断できないものは一切拡散しない
流れる情報のすべてが正しいわけでもないし、すべてがデマなわけでもありません。東日本大震災の時には、ちょうど日本で普及しつつあったTwitterやFacebookなどのSNSがとても役に立った場面もありましたし、残念ながらデマを広めて混乱を招いた場面もありました。
少しでも情報の質を高めるためには、自分で確かめられないあいまいな情報は一切流さないのが望ましいでしょう。
「自助」の基本精神は「情報を鵜呑みにせず、最後の判断と決断は自分ですること」。情報をどう取り扱うか自分で判断できるよう日頃から心がけるといいでしょう。
*Twitterでは公式RTを使うことで発信源を明らかにできます。
火事が発生! 消火器の使い方は?
ピンを抜いてからホースをはずして火元に向け、レバーを強く握って噴射
まず大事なのは、大きな声で「火事だー!」と言って、周りに危険を知らせること。声をかけたら、まずピンを抜く。
炎や煙全体にかけるのではなく火元を中心に。噴射後は勢いが強くて上手くコントロールできないので、必ず狙いを定めてから噴射するようにしましょう。
火事が発生して、自分でまだ対応できる場合の初期消火の基本です。ただし火が天井に届いていたら自力での消火は諦めて避難を優先しましょう。
また、津波の恐れがある時は避難を優先すべきかもしれません。「こうすれば絶対正しい」というような正解がない場合もあります。自分で判断をしなくてはならないことがあると、事前にイメトレしておきましょう。
友人が腕にけがをして血を流しています。
止血するために役立つものは?
清潔な布、ビニール袋、ラップフィルム
感染症を防ぐため、手当てする人はビニール袋などで手を覆い、キレイな布やガーゼで傷口をおさえる。その時心臓よりも高く上げて血がまわりにくくします。
包帯がなければラップフィルムなどで固定させ、他人の手を借りなくても行動できるようにします(大量の血を見るのが苦手な人には、血を見ないように他に意識を向けさせてあげるといいでしょう)。
意識のない友人の救命処置をしているところに
AEDが。使い方が分からない! どうする?
勇気を出して自分で使う
AEDは電源が入ると音声メッセージとランプで、あなたが実施すべきことを指示してくれますので、落ち着いてそれに従ってください。
意識のない人がいたらまずは助けを呼び、AEDの手配をします。そして心肺蘇生法を行い、AEDが届いたらAEDの電源を入れ音声メッセージに従って使用します。
AEDにはいくつかの種類がありますが、どの機種も同じ手順で使えるように設計されています。

*心停止でない人に使うとどうなるの?
意識、呼吸、体動のいずれかがあれば心停止ではありません。その場合には電気ショックの必要はありませんが、もし電極をはっても、音声で電気ショックが必要ないことを教えてくれますし、万一、間違えて通電ボタンを押しても作動しないようになっています。AEDが手遅れにならないように手配を進めましょう。

最寄りの避難所に行ってみると、すでに満杯!
あなたはどうする?
代わりになる場所や離れた避難所を確認する
災害救助法では、避難所はその地域で避難が必要な人すべてが対象とされており、渋谷区に住む方だけに限定されたものではありません。
避難所に避難スペースがない場合は、他の避難所に避難してもかまいません。万一のために、渋谷区内のどこに避難所があるのか、あらかじめいくつかの候補を確認しておくといいでしょう。

*渋谷区の防災ポータルサイト「渋谷区防災情報」では、避難施設の確認ができます。渋谷区民の方と帰宅困難な方、医療救護所のマップで、それぞれ確認してみましょう。

豪雨時はどのような行動をとるべき?
「避難勧告」が出たらためらわずに避難。
車の場合は、キーをつけたまま放置
台風や大雨の時は気象情報をこまめにチェックしましょう。インターネットではほぼリアルタイムで天気予報や雨量を確認でき、自治体によって河川の水位なども確認できます。
危険が迫ったら自宅を出て避難所に向かいましょう。避難勧告が出たらためらわずに!
避難は浸水前が原則で、膝上を越えたら無理せず屋内の高い場所に避難することになりますが、日頃から安全な避難場所を確認しておきましょう。
屋外では蓋のはずれたマンホールや溝などに転落しないよう注意しましょう。単独行動は避け、ロープで互いの身体を結んだり、足元を棒で確かめたりするとよいでしょう。
豪雨時は車のブレーキがききにくくなったり、濁流に流されたりする恐れがあるので、できるだけ早く停車し、水かさが増してきたらキーをつけたまま放置しましょう。
避難をする前に必ずやるべきことは?
出火の原因をつくらない
阪神・淡路大震災の死因の約10%が焼死ということからもわかるように、初期消火はとても重要です。火災を発見した場合は、火が小さいうちに消化器や水バケツなどで消火します。ただし、消火活動では自分の身の安全が第一。炎が天井に届くなど、身の危険を感じたら消火活動をやめて避難します。
要配慮者とはどんな人を指す?
妊婦・子ども・高齢者・外国人・障害のある方など
要配慮者とは、妊婦・子ども・外国人をはじめ、障害のある方などです。「ヘルプマーク」などの「障害に関するシンボルマーク」を身につけている方など、要配慮者には思いやりと支援を心がけましょう。
災害を乗り越えるためにみんなで助け合うことをなんと言う?
共助
首都直下地震をはじめとする大災害が起こったら、都民が総力をあげなければ乗り切ることはできません。自分や家族だけが助かればいいということではなく、まわりの人と協力し、ひとりでも多くの人を助けること(共助)で、震災の被害を軽減することはできます。
オフィスの転倒防止、どこにする?
出入口、デスクまわり、壁面収納、
コピー機、パーテーション、窓ガラスなど
□出入口     避難通路をふさがないように、出入口の近くに物を置かない。
□デスクまわり  パソコンは、粘着マットでストラップ式でデスクに固定し、
          デスク同士も連結金具で固定する。
□壁面収納    L型金具で壁に固定。引き出し・扉をラッチ付きにする。
          上下で分かれている物は連結金具でつなぐ。上に落下しやすい物をのせない。
□コピー機    動かさないときはアジャスターで固定し、ベルト式器具で壁につなぐ。
□パーテーション 転倒しにくい「H型」または「コの字型」にレイアウトし、床に固定する。
□掲示板     落下しないようにL型金具で固定する。
□窓ガラス    飛散防止フィルムを貼る。ガラスの前に倒れやすい物を置かない。
「171」にダイヤル。どこにつながる?
NTTが提供する災害用伝言ダイヤル
被災者が安否メッセージを登録し、それ以外の人がそれを聞く「声の伝言板」です。
「171」にダイヤルし、案内に従って録音や再生をします。1回に録音できるのは30秒までなので、必要な情報のみを完結にまとめましょう。なお、伝言の保存期間は48時間。毎月1日、15日などに体験日が用意されています。